西川町 大井沢堰 門吉鉄索


2016/07/31(日)

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『大井沢堰』も『門吉鉄索』も、山形県ホームページの『むらやま水土里のお宝100選』に載っている物件 ただ、道路の裏側で、駐車スペースなどほとんどなくて、数分歩かないと、鉄索跡は見れないマイナーな場所 車の場所が大井沢堰と山形県道27号線の分岐点で、向かって右手が寒河江川になる 『門吉鉄索』が本当にここにあるのかと、多少疑心難儀ありましたが、行ってみます。
落差のある堰と、その左に『門吉鉄索』が登場しました。 『鉄索』っていうのは現在のケーブルカーみたいなもの 門吉鉄索について以下のサイトに載っています。下の方が、ものすごく詳しく書かれています。

山形県HP
門吉鉄索についての研究論文
これが見付橋下から取水した大井沢堰で、ここから数メーターの落差で滝になっていますが、昔は前写真のコンクリートの柱の中に注がれていたのだそうです。 そのコンクリートの柱の中には、水車があって、落ちる水で回されて、鉄索の動力源になっていたとのことです
佐藤門吉さんという一人の民間人が、大井沢と大江町の柳川を結ぶ鉄索を作成したというのですから、すごい その時期が昭和3年から昭和13年というのも、古くてすごい 他の設備は、ほとんど残っていないのに、この動力源水車小屋だけは、住宅や田んぼのじゃまにもならない場所だったので、このように残っているのか? 傾斜が急すぎるので、緩衝用の柱が植えられている
大正10年〜昭和3年にかけて、寒河江川から取水していた旧大井沢堰の水力を利用し水車タービンを回して動力とする鉄柵を、独力・自費で「佐藤門吉」という人物が架設しました。 構造動力は見付橋下から取水した旧大井沢堰の落差を利用した形の水車タービン(50馬力)。縦方向のワイヤーを鉄索小屋の歯車で横方向に変えて動かしていた。 ということで、山形県の紹介する物件探しの門吉鉄索レポート・・・了