蔵王鉱山といえば上山駅裏にあった索道(空中に渡したロープに吊り下げた輸送用機器)の駅も、よく話には聞きました。祖母が上山の温泉に毎年湯治に行っていて、そこに、顔出しに行っていたはずなのに、見た記憶がないのは、山交バスで行っていたのでしょう。
蔵王の熊野岳の下の採掘場と猿倉に架かっていて、猿倉に硫黄原材料を下ろし、そこで精錬された製品を、上山駅に運ぶために、猿倉、上山駅間に架かっていました。写真見る限り、索道の櫓は木製のようです。それほど長い距離に設備されていたものが、昭和38年まで存在していたのに、その残骸的なものが、ずいぶん昔から、まったく見れないのは、どうも不思議です。ちなみに、採掘場跡には、残骸が残されています。どこかにないのか、今度、聞いてみようと思います。
・・・以上、蔵王鉱山歴史資料館レポート了
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