尾花沢市毒沢の円筒分水工
2024/05/12 2024/05/19
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山形県尾花沢市に毒沢というおどろおどろしい地名があり、昔から通るたびに毒殺されるのを恐れていました
国道の13号線から最上川の向こうに高い煙突と建物が見えます
その建物は『尾花沢市大石田町環境衛生事業組合ごみ焼却施設』で日曜のせいもあり煙突から煙はでておらず、職員も少なそうでした
それよりなにより5月も半ばなのにこのあたり田植えの雰囲気がまったくありません
廃耕とか休耕を思わせるような田んぼの状態で、水の源になる分水工もこの通りです
毒沢の町並みです
向かって右の南側の水路に流れる方には割りに大きい水槽になる部分があり、手前側にはなくて、大きい水槽から落ちた水が直接、北への水路に流れるようです
上からの写真を撮ろうともしましたが、コンクリートのふちに立とうとすると、加齢のため足元フラフラで危険なのでやめました
なんか白一色で廃墟を連想させる殺風景な建物
北側の水路。分水工でこちらに三分の一、南側に三分の二が引水されるような感じ
そして一週間が経過し、水は流れ始めたか再訪問したところ、望む光景がありました
向こうが東になりますが、田んぼの半分くらいに水が入っているようです
円筒分水工は2010年ころから、全国でブームになり、いろいろなサイトにアップされるようになり、山形県物件も15件前後紹介されてきました
筆者がこれを発見したのはGoogleMap で尾花沢市北部を見ていた時、地図に『尾花沢市毒沢の円筒分水工』とういう文字を見つけたことに始まります
今まで、この物件が登場したことはなく、多分このサイトが初めてではないかと思えます
年代からすると円筒分水工のほうが古いと考えられるので、そこを目印に焼却場は建設されたのか?
南側に分水された水路から、東(下)側に水を流しています
この噴水のような部分にしか目は行きませんが、この穴まで水を運ぶ地中のパイプとか揚水するポンプの設備はかなり大規模なのです
この写真の向かって左側の近距離と右側の毒沢集落のあっち側を最上川が流れています。あっち側だと距離がありすぎ、多分、左側に揚水ポンプの小屋があるのだと思います
GoogleMapでもそれらしい四角形が確認できます
GoogleMap取材班の中に円筒分水工のノウハウを持っている人がいたりすると、新規物件がMapに登場してくるものと思えます
こんな安直な場所のオブジェが今までノーマークだったのが信じられませんが、多分、私がWebにアップした最初の人間かと思われます